6月23日に性犯罪規定を見直した改正刑法が公布されました。「強制性交罪」「強制わいせつ罪」が「不同意性交罪」「不同意わいせつ罪」と名称が変更され、性行為の同意年齢も13歳から16歳へ引き上げられました。
また、「面会要求罪」と「撮影罪」が創設され、子どもたちの性被害を未然に防ぐ狙いがあるとしています。「面会要求罪」は、SNS(交流サイト)などでやり取りをして信頼関係を築き、わいせつ目的で会うことを要求したりする行為です。優しい言葉で近寄り、手なずける行為から別名「グルーミング罪」とも言われています。その優しさの裏にはこういう狙いがあるということを、子どもたちに知ってもらうことが、被害を未然に防ぐことにつながります。
「撮影罪」は性的な盗撮を罰するために新設されました。これまで「盗撮」に関しては、各都道府県の「迷惑行為防止条例」などが適用されており、撮影した場所が特定できなければ犯罪が成立しませんでした。今後はこのようなこともなくなりますね。